●「無月経」から疲労骨折・不妊へ
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10代女子アスリートの危機――
     2020年、東京オリンピックの開催が決定しました。日本でも10代選手の活躍が期待されるところですが、実は女子選手には特別の深刻な問題があることが分かってきています。それは、激しい練習と身体づくりのための食事制限によって引き起こされる「無月経」です。
 実は、月経が止まると、骨の形成に欠かせない女性ホルモンの分泌が減って、疲労骨折を起しやすくなるのです。その結果選手生命を断たれてしまうケースも少なくありません。

 女性の場合、10代で骨の強さが決まります。この重要な時期の無月経に適切な対処をしないと、将来妊娠が難しくなったり、骨粗しょう症になったりする危険もあるのです。
 NHKのアンケート調査では10代女子選手の無月経経験者は45%にものぼり、これは一般女性の約4倍だとい
うことがわかりました。また、そのうちの3人に1人が疲労骨折をしたことがあると答えています。
 疲労骨折の背景に無月経があることに気づいていないスポーツドクターや指導者も多く、「トップアスリートの世界は生理がなくて当たり前」と言い切る指導者も少なくありません。
 なお、アメリカのスポーツ界はすでに1980年から女性アスリートの無月経対策が講じられています。

●康復医学学会には明快な対処法があります
 10代女子アスリートの無月経対策には、早期発見・早期治療が大切ですが、クスリや女性ホルモンの投与という通常の治療方法では解決に結びついていないのが現状です。「無月経」は病気ではありませんから、薬では対処できないのは当然です

【微小循環は健康維持の本質】
 康復医学学会では、早くから微小循環の改善に着目して「無月経」問題に取り組んできました。

 身体の働きを正常に機能させているのは血液の働きです。それは人体の隅々にまで酸素や栄養を送り届け補給し、熱を運んで体温を保っています。そればかりか、老廃物や二酸化炭素を身体の外に出すために回収してくるのも血液の役割です。血液が生命維持にとっていかに大切なものであるかお分かりでしょう。
 血液は血流となって全身を巡るわけですが、その中で特に重要な器官、それが「微小循環」領域です。酸素・栄養の供給と老廃物・二酸化炭素の回収という物質交換が行われるのは微小循環以外にありません。ゆえに、微小循環こそが血液循環の最終目的であると言われているのです。

 月経が止まりホルモンバランスが崩れると、この微小循環の機能が低下し、酸素や栄養の補給が滞ります。すると生命維持を図ろうとして、足りなくなった体成分が骨や筋肉から血中に溶け出してしまい、もろくなって疲労骨折などを引き起こすのです。また、不妊症も同様の原因から起こることがあります。

 当学会では自然界の持つ力=生薬の力を活用して微小循環の改善を提唱しています。
 ※当学会には、不妊症を改善した実績も数多くございます。

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