●糖尿病
 糖尿病は、血糖値をはじめとする数値で判断され、病院でも数値を下げることが第一目標とされてしまっています。高血糖状態が続くと血流や血管(特に微小循環)への負荷が高まります。
 血管内皮細胞は、微小循環をはじめとする血管を円滑に維持していますが、糖化たんぱく質が増えると、その影響で血管内皮細胞が阻害され、NO(一酸化窒素)の産生が低下し、血管が収縮し炎症を起こしやすく、血栓が形成されやすい血管になってしまいます。
   
 糖尿病の合併症には網膜症・腎症・心筋梗塞や、脳卒中を起こす動脈硬化などがあります。境界型糖尿病でも10年以内の動脈硬化の発症リスクが正常型の2倍になることが分かっています。糖尿病治療の本来の目的は、合併症への対処です。それには、やはり末端の微小循環の血流の改善が基本となります。 

●霊芝による康復法
⇒微小循環の血流改善と糖化ヘモグロビン・糖化たんぱく質への対策

 ヘモグロビンは、酸素と結びついて細胞に酸素を届けますが、糖化したヘモグロビン(HbA1c)は酸素を寄せ付けなくなり、細胞に酸素が行き届かない状態になってしまいます。霊芝は、酸素の供給量を高める作用のある物質「2,3-DPG」の産生促進に影響を与えます。
 また、2,3-DPGは、酸素を効率よく細胞に供給するだけではなく、HbA1c生成阻害作用も確認されています。

【糖尿病改善に影響する霊芝のデータ一覧】
○ 霊芝の患者血漿一酸化窒素産生への影響
○ 霊芝の赤血球の2,3-DPG産生への促進作用
○ 2,3-DPGの非酵素的HbA1cの生成に及ぼす影響について(独協医科大ME部)
 → http://www.dokkyomed.ac.jp/users/ME_club/kako/97/all_ms/extract/95/me3/me3.html
○ 霊芝の高血圧に伴う高脂血症・脳血栓後遺症患者の血液力学への影響
○ 霊芝の高血圧患者の血圧(kPa)への影響
○ 霊芝の患者爪上微小循環への影響
○ 赤血球膜粘度への作用
○ 霊芝のヒト赤血球変形への影響
○ 霊芝の血栓形成への抑制作用
○ 霊芝の赤血球凝集性への影響
○ 霊芝の血管内皮細胞の増殖への影響
○ 霊芝の患者血漿一酸化窒素産生への影響
○ 霊芝のアロキサンによる高血糖への影響

※詳細は『HM真菌エビデンス』(微小循環研究所 刊/本体価格1,000円+税)をご覧ください。