パーキンソン病と一酸化窒素(NO)
2013年7月16日、英国の科学誌「Scientific Reports」にパーキンソン病と一酸化窒素(NO)に関する記事が掲載されました。これは奈良県立医大や京都大、三重大の研究チームが突き止めた、体内にあるNOがパーキンソン病の治療に役立つ可能性があるというものでした。 パーキンソン病は手足の震えやこわばり、動作が緩慢になるという症状の病気で、不要な物質を分解するたんぱく質「パーキン」が働かなくなり、神経細胞が不要物質により傷付けられ発症すると言われています。今回の発表で、NOはこのパーキンの働きを促進し、神経細胞を保護することが分かったのです。 |
今回の発表で、「NOを増やす薬剤を開発できれば、新たな治療薬となり得る」としていますが、当学会の微小循環部会では否定的です。それは、体内にに一定以上の気体を入れてしまうと血栓ができる可能性が高まることです。また、NOが長時間作用してしまうと、NOと活性酸素が反応しパーオキシナイトライトという物質に変化して逆に細胞機能障害を起してしまうことも懸念材料です。
康復医学学会・微小循環部会としてのパーキンソン病対策は、コエンザイムQ10(Co-Q10)とHM-3000〔特系霊芝〕の併用です。パーキンソン病患者のCo-Q10濃度は著しく低く、一日に1200mgのCo-Q10投与によって安全性に問題なく病態の進行抑制に効果をあげた研究データがあります。
また、HM-3000の一酸化窒素産生促進作用は当学会の森昌夫理事長とも深く関係しているのです。
NOが血管を広げ血圧を低下させる働きがあることは分かっており、この働きは狭心症の治療に利用されています。1998年のノーベル医学生理学賞は、NOが循環器系で情報伝達分子としての役割を発見」した功績で、3人の博士が共同受賞しました。気体が生体内で刺激伝達物質として機能することは初めての発見でした。 このノーベル賞は、3層からなる太い血管での発見でしたが、当学会・森昌夫理事長は「1層の末梢血管の内皮からもNOが産生される」ことを発見し、1997年に開催された「アジア微小循環学会」において、霊芝の有効性についての研究成果の中で発表しています。 |
テラフォトン研究の一例報告(2013/07/05)
■昨年の胡蝶蘭の鉢が花をつけた!!
康復医学学会の応接スペースには胡蝶蘭の鉢が置いてあります。 この胡蝶蘭は、昨年8月に当学会が現在の場所に移転したときにいただいたプレゼント品です。その後花は散っていきましたが、その鉢はそのまま置かれていました。いただきものの胡蝶蘭は次年度に花を咲かせるのは難しいと聞いていましたが・・・。、 その胡蝶蘭が先日、見事に花をつけたのです! この1年、特別なことはしていません。他の植物に水をあげるときに一緒に水をあげていただけです。 私たちは、「テラフォトンの力」の影響だと確信しています。 ※テラフォトンについては「研究内容」のページをご覧ください。 |
■驚くべき、エアコンへの影響!
当学会では、天井のエアコンの吸気口に向けてグリーンのテラフォトンの光を毎日当てています。これは、テラフォトンの光を当てるようになってから、同じ作りの他のフロアの同じエアコンの温度と比べ、冬の暖房は低く設定しても暖かく、夏の冷房は高く設定していても涼しいからです。空気も四季を通じて爽やかさが実感できます。 【テラフォトンのパワー】 今回花を咲かせた胡蝶蘭も、おそらくこのテラフォトンの光が胡蝶蘭に影響したからだと考えています。テラヘルツ波は「生命光線」と呼ばれ、植物の種子が芽吹くのはこのテラヘルツ波の作用とも言われています。 |
■ただの水もテラフォトンで変わる!!
実はもう一つ、とてつもない事実があります。テラフォトンを当て続けた水をスプレーボトルで顔にシュッシュッと吹き付けます。通常、ただの水を同じように吹き付ければ、乾いた後、肌が突っ張ってしまいます。 しかし、「テラフォトン水」は肌が突っ張るどころか、しっとりツルツルになるのです。これを数日続けると小じわも少なくなってきたという報告もあるのです。 |
★★まだ詳細はお伝えできませんが、当学会ではある医学的、生物学的な目的を持ってテラフォトンに関する研究を進めております。今回、ご報告させていただいた事実は、ほんの一部に過ぎません。
康復医学学会は、今後も引き続き研究と実証を重ねていきます。近いうちに胡蝶蘭よりも大きな研究成果の花を咲かせるために。
新型インフルエンザに関する康復医学学会の見解と取組み(2012/08/10)
2012年5月、日本政府より「新型インフルエンザ等対策特別措置法」が公布されました。また、8月3日には有識者会議の開催も決定し、まん延の恐れのある感染症については、発生時の対応を迅速かつ適切に行うことができるよう準備を整えています。
残念ながら現段階では、その姿を次々と変えて現れる新型の変異型インフルエンザウイルス感染に対する有効な対処方法はないというのが実情です。タミフルやリレンザ等の投薬は、感染後の治療薬として重症化を防ぐ効果はありますが、感染予防にもウイルスの不活化にもつながりませんし副作用も心配です。
しかし、当学会の会員の方はご存じのとおり、康復医学学会は「新型インフルエンザ感染の予防」に関して有効な対処方法を持っています。
インフルエンザウイルスは、のどの粘膜から感染します。体の血中抗体はIgG(免疫グロブリンG;Immunoglobulin G)なのに対して、のどの粘膜はIgA(免疫グロブリンA;Immunoglobulin
A)です。つまり、血中免疫度(IgG)を高めても、粘膜抗体IgAには効果はほとんどないのです。
のど粘膜でのウイルス不活化が最も大切です。当学会ではすでに(H1N1の流行時)のど粘膜でのウイルスの不活化に成功し、第三者機関による検査データでも確認されています。また、他のウイルス性疾患(ヘルペス、帯状疱疹)にも有効であることがわかりました。しかも、副作用は認められません。さらに、簡便に使用でき、日常生活の中で予防できます。
抗ウイルスは、意外と簡単だったのです。
近年、世界に目を移すと感染症は新型インフルエンザにとどまりません。「エボラ出血熱」や「デング熱」「デング出血熱」など、死に直結するような恐ろしい熱帯性のウイルス性感染症の発生も報告されており、まん延が懸念されています。グローバル化が加速する現在では、温暖気候の日本といえども注意が必要です。